化学反応
- evolvingtani
- 8月8日
- 読了時間: 3分
創育学舎は、基本的には個別学習です。
一人ひとり学習する内容は違います。
同じ教材に取り組んでいる生徒もいれば、違う課題に取り組んでいる生徒もいます。
それでも、学習の開始時刻や終了時刻は決まっています。
同時刻に、同学年の生徒たちが教室に集まり、それぞれが自分のやるべきことに集中する。
そんなスタイルです。
ですから、ある意味では「一斉授業」の枠組みの中で、個別学習をしているとも言えます。
そんな教室で、夏期講習になると面白いことが起こります。
一人の生徒の変化が、周りの生徒にも影響を与えるのです。
もともと勉強が得意な生徒が、これまで以上に力を発揮して、驚くような結果を出す。
すると、その姿を見ていた別の生徒が、
「自分もやってみよう。」
と、いつもより少し頑張り始める。
逆に、これまで勉強が苦手だった生徒が、突然、大きな変化を見せることもあります。
昨日までなかなか進まなかった問題をどんどん解いていく。
今までなら諦めていた問題に、粘り強く取り組んでいる。
そんな姿が、同じ教室にいる生徒たちにも伝わっていきます。
そして、教室全体の空気が少しずつ変わっていく。
私はこれを、勝手に「化学反応」と呼んでいます。
不思議なことに、これは夏期講習でほぼ毎年起こります。
一人の変化が、二人目の変化を生み、それがまた別の生徒に伝わっていく。
誰かが「頑張ろう」と言ったわけでもありません。
私が「もっとやりなさい」と言ったわけでもありません。
ただ、目の前で誰かが変わっていく。
その姿を見て、自分も少し変わってみようと思う。
そんな連鎖が、いつの間にか教室全体に広がっていきます。
私は、この瞬間を見るのが何より楽しみです。
最近は、
「子どもたちが勉強に向かう時間が少なくなった」
「勉強に対する熱量が以前より低くなった」
と言われることがあります。
私自身、長くこの仕事をしてきて、そう感じる場面もあります。
でも、だからといって、
「変わりたい」と思う気持ちまでなくなったわけではない
と思っています。
勉強が苦手な生徒も、 「できるようになりたい。」
という気持ちは、きっとどこかに持っています。
ただ、自分一人ではその気持ちを引き出せないことがある。
だからこそ、私の仕事は「勉強を教えること」だけではないのだと思います。
生徒の中にある、
「ちょっと変わってみたい」
という気持ちを見つけて、それを引き出してあげること。
そして、一歩踏み出した生徒の変化を、教室全体の力につなげていくこと。
それも創育学舎の役割だと思っています。
今年の夏も、きっといろいろな「化学反応」が起こるでしょう。
誰が変わるのか。
どんな変化が起こるのか。
そして、その変化が誰に伝わっていくのか。
それを間近で見られることが楽しみです。
2年生の中でそんな経験をしてみたいという生徒さん!一緒に勉強してみませんか?
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