化学反応
創育学舎は、基本的には個別学習です。
一人ひとり学習する内容は違います。
同じ教材に取り組んでいる生徒もいれば、違う課題に取り組んでいる生徒もいます。
それでも、学習の開始時刻や終了時刻は決まっています。
同時刻に、同学年の生徒たちが教室に集まり、それぞれが自分のやるべきことに集中する。
そんなスタイルです。
ですから、ある意味では「一斉授業」の枠組みの中で、個別学習をしているとも言えます。
そんな教室で、夏期講習になると面白いことが起こります。
一人の生徒の変化が、周りの生徒にも影響を与えるのです。
もともと勉強が得意な生徒が、これまで以上に力を発揮して、驚くような結果を出す。
すると、その姿を見ていた別の生徒が、
「自分もやってみよう。」
と、いつもより少し頑張り始める。
逆に、これまで勉強が苦手だった生徒が、突然、大きな変化を見せることもあります。
昨日までなかなか進まなかった問題をどんどん解いていく。
今までなら諦めていた問題に、粘り強く取り組んでいる。
そんな姿が、同じ教室にいる生徒たちにも伝わっていきます。
そして、教室全体の空気が少しずつ変わっていく。
私はこれを、勝手に「化学反応」と呼んでいます。
不思議なことに、これは夏期講習でほぼ毎年起こります。
一人の変化が、二人目の変化を生み、それがまた別の生徒に伝わっていく。
誰かが「頑張ろう」と言ったわけでもありません。
私が「もっとやりなさい」と言ったわけでもありません。
ただ、目の前で誰かが変わっていく。
その姿を見て、自分も少し変わってみようと思う。
そんな連鎖が、いつの間にか教室全体に広がっていきます。
私は、この瞬間を見るのが何より楽しみです。
最近は、
「子どもたちが勉強に向かう時間が少なくなった」
「勉強に対する熱量が以前より低くなった」
と言われることがあります。
私自身、長くこの仕事をしてきて、そう感じる場面もあります。
でも、だからといって、
「変わりたい」と思う気持ちまでなくなったわけではない
と思っています。
勉強が苦手な生徒も、 「できるようになりたい。」
という気持ちは、きっとどこかに持っています。
ただ、自分一人ではその気持ちを引き出せないことがある。
だからこそ、私の仕事は「勉強を教えること」だけではないのだと思います。
生徒の中にある、
「ちょっと変わってみたい」
という気持ちを見つけて、それを引き出してあげること。
そして、一歩踏み出した生徒の変化を、教室全体の力につなげていくこと。
それも創育学舎の役割だと思っています。
今年の夏も、きっといろいろな「化学反応」が起こるでしょう。
誰が変わるのか。
どんな変化が起こるのか。
そして、その変化が誰に伝わっていくのか。
それを間近で見られることが楽しみです。
2年生の中でそんな経験をしてみたいという生徒さん!一緒に勉強してみませんか?
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